ヲタログ備忘録

自分用のまったり備忘録 個人の意見・感想です。

推しの塩対応に病んで、レンタルおっさんに相談した結果、人生変わった話

こんばんは。

今日は「推しの塩対応に病んで、レンタルおっさんに相談した結果、人生変わった話」を書きます。
自分的メモ兼ねてます。整理したい気持ちで書きました。

先にネタバレをしますと、推しは6月に所属グループと所属事務所をサイレント脱退しました。
私が彼を本格的に推し始めたのは3月ですので、タイトルに書いている出来事は、わずか4ヶ月のあいだでで起こったことです。

今読むと、何を言ってるんだこいつ?と自分でも思うのですが、このときの気持ちを残しておきたいと思い
勢いで書いたものなので、このままおいておきます。
生暖かい目で見てください……。




まず、推しを推すまでの経緯について書きます。

推しとの接触

2019年1月

本命グループ(当時)のライブ参戦ついでに、友人と2泊3日の遠征旅行をしました。
その際ちょうどよく、当時気になっていた推しくんが所属しているグループのライブがあることをしりました。
公演日前日にチケット手売りをしていたため、そちらに参加しました。
正直、推しが所属しているグループは、ちょっと気になっているレベルで、彼らの歌はおろか、メンバーの顔と名前が一致していません(ラジオ経由で知ったため、声と性格のみしか把握していなかった)でした。ひどい。

手売りでは、所属メンバーが横一列に並んでおり、スタッフにお金を渡して引換券をもらい、好きなメンバーのもとにファンが行き引換券とチケットを交換するという形式でした。

スタッフさんから引換券をもらい、私は焦っていました。
推しくんはどれだ、と。顔が分からない。いや、たぶん彼なんだろうけども、違うひとなら大変なことに……。たまたま日程合ってるからって来なければよかった、どうしよう……。
焦っている間も、メンバーから私の姿は見えている距離で、ファンに対応していないメンバーはにこにこしてこちらを見ています。
そんなときスタッフさんが近寄ってきました。
助け舟をだしてくれた……!とおもいましたが
「(好きなメンバーの場所へ)どうぞー(^^)」
メンバーの場所に進んでいいのか分からない人と思われて、声をかけられたんですね。そりゃそうです、わざわざ手売りにきているのに、顔と名前が一致していない人が来ているなんて思いません。

結局、たぶんこの人!と思ったメンバーのもとに行きチケットをもらいました。
その時の「ありがとー」という声を聞いて、推しくん本人と確信しました。間違ってなくてよかった……。

手売りでは大体30秒間くらいメンバーとお話できるのですが、その時彼の列には他のファンが並んでいなかったため、1分ほどは話せました。
ラジオを聞いて、こういうところが好きだよ。と伝えると嬉しそうにしてくれるのが、嬉しかったんです。
本命グループでは、すぐに剥がされますし、褒めても褒められ慣れを感じますが、彼はすこぶる嬉しそうに(演技だとしても)してくれるのが可愛く、年下アイドルと接触するのも初めてだったため、すぐに好きになりました。ちょろい。
離れる直残には「特典会ぜったいきてね!」とちゃっかり宣伝され、うん!!と力強く返事をしました。

推しくんのライブ当日、その日はカバー曲のみの公演でした。
その公演は、前日の手売りでの楽しかったきもちも冷めるくらい、言葉を選ばず言えばひどかったでふ。
振りや歌詞間違えはもちろん、音程を外しまくっていてめちゃくちゃでした。
私は、ある程度のそういったまちがいには寛容なほうだと思うのですが、その時限りは顔が死んでしまいました。
ファン層も若くて怖いオタク(に見えた)が多く、もう見に来ることはないなと、感じていました。
さて、ライブのあとには特典会があります。
特典会の参加券はライブ開始前にのみ販売していたので、参加券を無駄にはしたくなく、推しくんの列に並びました。
特典会内容は、撮影会でした。
はじめてライブにきたよと伝えたところ、知ってるというニュアンスで返事をしてくれました。
私は、覚えてくれてたんだ!うれしい!とちょろオタになっていました。個人を認知してくれてるの嬉しいなと。本命グループの推しは、同じ日に何度か通っても向こうから覚えてるといった発言はなかったので……。
でも、さすがに覚えてくれたからといって、わざわざ遠征してまで推しくんに会いにいくことはしませんでした。

推しを推すまで

2019年3月

本命グループのファンSNSで仲良くなった人と、オフ会をすることになりました。1月ぶりの遠征です。
その方とは、午後からお会いすることになっていたため、午前はフリーです。ちょうど推しくんのグループがライブをやっていました。
暇だから……と当日券を買い、ライブを見に行きました。

相変わらず、私はにわかファンもいいところで、推しくんのペンライトの色が分かりませんでした。
グループカラーは公式で発表されていますが、個人カラーは現場にいる人しか知らなかったのです。
開演前、隣にいた人にカラーを聞いて推し色のペンライトを振りました。

さて、1月ぶりのライブですが、メンバーみんな歌も踊りも上手くなっていました。振りも音程も間違わないし、みんなイキイキしていて楽しそうでした。2ヶ月でこんなに成長するんだ……!と。
特典会、当たり前ですが推しくんは私のことを覚えてはいません。ライブが楽しかったので、ワンマンにいくよ!と伝えました。

それから1週間後、なんと地元で推しくんグループがイベントをすることになりました。
実は推しくんを含めたグループメンバーも地元に住んでいるのですが、ライブのためにファンもメンバーも遠征していたのです。

この時の私は、大学四年生。
本来なら就活も終わり、遊んでいる時期のはずですが、内定がありませんでした。(内定を蹴って以来、もらえていませんでした)
けれど、焦燥感はありつつも、時期が時期だけに諦めも入り就活を行わなず、しかもそのタイミングでバイト先も潰れたために、金はないのに現場にはいく活動的なニートになっていました。
なのに、アイドルオタクが怖くて話しかけられず、オタクの友達はゼロ人。ぼっちで現場に通っていました。

さて、地元でのイベントです。
推しくんに会いに行きました。すると彼は、「こないだぶりー」と言ったのです。
前回の覚えているようなニュアンスでの返事とは違い、向こうから覚えていると、1週間ぶりで彼に会うのは3回目なのに言ったのです!
私は舞い上がりました。(ちょろい)今までちゃんと?認知もらったことはなかったので、喜び勇みました、それはもう。
同じ日にもう一度特典券を買い増しました。
すると、今度はリアコ対応をしてきました。好きと言ってくれました。
次の日から私はそのグループのイベントに激しく参加するようになりました。

推しが冷たくて病んでおっさんをレンタルするまで

推しが冷たい

楽しく推しくんと会話を重ねました。
リアコ対応から2週間後に事件は起こります。
明らかに彼の様子が違って、いつもより大人しいのです。
いつもみたいに質問しても生返事でした。
ついには黙られました、沈黙の時間ができました。
私には思い当たるフシはありませんでしたが、何か気に触ることをしたのかもしれない、いきなり通いだして気持ち悪かったのか、いつも一人で来ているからファンが増えないしょうもないファンと思われているのではないか。などなど
この一件で完全に病んでしまい、辛すぎて、でも相談できるヲタ友もおらず、今まで一回も利用したことがないおっさんレンタルに、話をさせてくれと依頼しました。
突然の連絡にもかかわらず、すぐに返信が来てあっていただけることになりました。

おっさんをレンタル

おっさんには、この一件以外にもオタクの友達がほしいだったり、就職が決まっていない、話ベタだなど、色々話しました。
おっさんは否定せずに聞いてくれましたし、アドバイスもくれました。
親や友達からアドバイスをもらうと、変にフィルターが掛かって、素直にアドバイスを聞けないのですが、いい意味で他人のおっさんに言われると、そうなのか。と納得できたのです。

その時おっさんに言われたのは
オタク友達つくったほうがいい、オタクが怖いのは分かるけどオタクの友達欲しがってるしもっと、自分から行動してみては?
就活ももっと、自分のことを出していい、むしろドルオタと履歴書に書くくらいでいいよと。
推しが冷たいことに関しては、気にしなくていいと。

ありがたいことに食事代は各自持ちにして頂きました。ちゃっかり持っていった他グループのCDも持って帰ってもらい、きいたら感想をおくるといってくださいました。

おっさんレンタルをした翌日には、大学の卒業式がありましたが、推しくんのイベントがあったため頑張って切り上げて間に合わせました。
推しくん今日も対応があんな感じだったらどうしよう……と思いながら全力ダッシュして終了ぎりにかけこみ、お話しました。
推しくんは、表情からしてもう違いました。以前の大人しくて死んだ顔でなく、いつものにこやか顔でした。しかも死んでたときのことを謝ってきました。
本当はすごく気にしていましたが、気にしてないよ!と返しました。

推しのおかげで人生変わった

気にしてないよ!と返したその日、私はうきうきしていました。
推しが、あの時はごめんとこちらを気にかけてくれたのがうれしかったし、おっさんレンタル→卒業式→いつもの可愛い推し の流れで完全に晴れやかな気持ちになっていたのでした。
そんな時、何気なくファンを見ているとなんとなく引っかかる人がいました。
よくよくその人のことを思い出すと、オフ会の日に見に行ったライブで、推しくんのペンライトの色を尋ねた人でした。

ハイになっていた私は、おっさんレンタルでのオタク友達をつくったほうがいい、自分から話しかけてはといったことを思い出し、「以前のイベントで声をかけた者です」と、一方的に話しかけにいきました。
その方は、私の不審な声掛けにも優しく対応して、くださりその日は一緒にご飯を食べてかえりました。
その後から、推しグループのイベントは、その人と一緒に参加しました。
私は、はじめてできたヲタ友の存在が嬉しすぎて、推しくんに報告してしまうくらいには喜んでいました。

そんなこんなで過ごしていると、もう4月に差し掛かる日になってきていました。
周りは4月から就職で新生活……私は……。
実は?現場に通いながらも、世間的なことを気にして就活をしていたのですが落ちまくっていたのです……。

この先も推しくんに会うためには稼がなければ……おっさんレンタルでも、自分も出していこうといっていたな……と、オタクを封印した履歴書を書き換え、面接でもドルオタの話をすることにしました。
すると、落ちまくっていた書類も面接も、ドルオタを解禁してから受けたところはすべて受かりました。
これには自分でもびっくりです。
一度おっさんレンタルに言われたとおりにしたら、ヲタ友ができて、それに気分を良くしてドルオタ解禁で就活をしたら、仕事まで決まりました。
アクティブニートから、一般人にレベルアップできたんです。
え、こわ……。おっさんすごい……。
いや、おっさんレンタルに相談するきっかけを作ってくれた推しくんすごい……。
冷たい態度とってくれてありがとう……。
いや、推しくんアイドルしてくれてありがとう……。
推しくんのご両親、推しくんをこの世に産ませてくれてありがとう……。そんな気持ちです。

その後

4月になり、働き始め、仕事でもらった初めての休みは、遠征して推しくんに会いに行きました。
5月6月あたりには
ファンレターもだして、本人から読んだ報告もらったり、ヲタ友と一緒に遠征したりもしました。
しばらく会いに行けず期間が空いたときもちゃんと覚えててくれたことがありがたかったし、髪の毛切ったときは突っ込んでくれて幸せに過ごしていました。

が、その後推しくんのいるグループのメンバーが繋がりでなんやかんやあって脱退したんですね。公式からアナウンスはなく、急に消えていました……。
それに関連するように推しくんも繋がり疑惑が出て、まぁ悲しくはあったんですが、辞めさせられてはいませんでした。

リアコではないですが、やはり恋愛沙汰がでると行く気が少し削がれて、現場に行けていませんでした。
脱退した子は噂が出てから一瞬で消えたため、推しくんは噂が流布してから1週間は経ったけれど消えていないので、ぁあ大丈夫なんだ。と安心していました。
なので遠征の予定を組んで会いに行くことにしました。
久々に見た推しくんは、わりかしいつもどおりに見えて、ファンもいつもの人たちがいました。みんな来てたんですね。
でも、大丈夫と思っていても、これが最後でも悔い残らないようにしたいと思って、特典会に参加しました。推しくんを糧にして生きてるということとこれからも頑張ってね!と告げました。
少しこれが最後かも、と不安な気持ちがあったのですが、その1週間後のライブにも推しくんは参加予定だったので、なんだ大丈夫だった。
と、遠征しました。
現地について、ヲタ友と合流する直前、スマホに公式ツイの通知が入りました。
推しくんが今日のイベントを欠席します、と。
それを見た瞬間、悟りました。辞めたんだな、と。
体調不良かやむを得ない事情と思いたいのですが、遠征代を安く上げるために乗った、バス車内でコメントしたブログは昨日の夜に更新されていたし、元気だったし、なんならそのブログには今日のライブきてね!たのしみ!みたいな内容が書いていましたから……。

推しくんのいないグループのライブをみて、いつも行かない子の特典会にいきました。
いつも誰のところにいってるの?と聞かれて推しくんの名前を告げると明らかに空気と顔がしんでました。
嫌な予感が確信に変わりました。
その日の帰りはヲタ友にやめないよね?笑みたいなハイテンションでずっと、推しくんいなくなったらどうやって生きていこう?笑とか話していました。

家に帰ってから、念の為ブログのミラーをとりました。
その翌日ブログは消えて、グループと事務所からも表記が消えていました。
公式と本人からのアナウンスは一切ありませんでした。なぜ辞めたのか理由もわからずじまいです。
せめて、理由、もしくは辞めましたというお知らせがほしかったです……。

現在

推しくんが所属していたグループは、推しくんがいなくなっても好きで今も通っています。
推しくんが一番好きなのはもちろんですが、やっぱりグループ全体が好きだったんだなぁと……。
ライブを見ると、推しくんここでこういう動きをこの顔でしてたなぁ、とかを思い出して一瞬涙が出るんですが、今は悲しみよりライブ楽しいが勝ってます。
特典会は、二推しの子のところにいってます。
やっぱり推しくんのときほどの熱を持てないのですが、それでも特典会は楽しいです。
二推しくんは、ルールとかマナーがしっかりしていて、ファンに覚えてるよーとか言わない人なので、リアコ対応もないけど、安定しているといいますか……。サイレント脱退はないと信じたい……。

あとは、推しくんグループきっかけでできたヲタ友のヲタ友と知り合ったり、別グループにも推しができたり……。
いまはその別グループに熱心になっている自分がいて
薄情だなぁと思いつつも、転生して推しくんが戻ってこない限り、何かを追っていないと生きていけないとも感じているし、これでいい、むしろこれがいいと思ってます。
今推しているところは居心地がよくて、穏やかにヲタ活できて、いい感じなのです。雰囲気のいい現場なので皆さん来てください。お願いします。→USAGI×rabbit Official Site | 関西発!メンズアイドルグループ!

今でもまだ、推しくんの新規コンテンツ(過去収録されたグループの映像に映り込みなど)がたまに出てくるので、それを見てなんともいえない喜び?恥ずかしい?気持ちにはなるのですが……笑
それでも、推しくんにもう一度アイドルをやってほしいというのが、正直な気持ちです。応援させてくれ……。

でも、今また別グループを応援したり、ヲタ友と今も交流があること、仕事が決まったこと、推しくんの所属していたグループを応援できているのはレンタルおっさんと、やっぱり元をたどると、推しくんのおかげです。
推しくんがいなくなって悲しい気持ちもありますが、楽しかったなーって思えるので、他の推しを失った人たちを見ているとじぶんはまだマシなんだと思います。結果プラスになったことのほうが多いし、何より幸せでした!

恐らく、これが最後になってもいいようにと行った特典会がほんとうに最後になってしまったことで、何も告げられずに終わるということは回避できたこと、なんとなくやめそうな予感は薄々感じていたため、ショックが薄かったのかもしれません。

ここまで長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

あ、レンタルおっさんからのCDの感想はまだ来ていません。